おわかれ会

おわかれ会とは

葬儀や告別式では基本的には故人の亡きがらはそのままの状態となっており、式が終わったと同時に火葬場に持ち込まれることになっているものです。

ですが社葬として会社の代表者が亡くなったことを取引関係者に知らせるための会を開くためには、それなりの準備期間が必要であるなどしてなかなか火葬スケジュールとは合わないということもよくあります。

冬場などならまだよいのですが、夏場の暑い時期などでは遺体を長時間そのままにしておくということは何かと都合が悪く、また亡くなってから式までの時間が空きすぎるということもまた問題になってきます。

そこで会社関係者にその人が亡くなったということをしらしめるための会は「社葬」ではなく別のセレモニーとして行う方法もよくとられるようになってきました。
それが「おわかれ会」と呼ばれるものです。

「おわかれ会」では既に葬儀や告別式は先に行っておき、それらと全く別の趣旨で人を集めるという方法をとります。
場合によっては火葬をしたあとの遺骨を展示するということもなく、故人の写真や業績を示す展示物などのみを会場に配置するというようなふうにしていたりします。

おわかれ会のさまざまな形式

「おわかれ会」の場合、宗教的儀式である告別式や葬儀とは異なり全く自由に式の構成をしてもよいことになっています。
たとえとしては(少々不謹慎かもしれませんが)結婚の場面における、挙式と披露宴の違いといった感じです。

葬儀の場合には本人が生前に進行していた宗教などの流儀によって式進行がある程度決まってきますが、そうした縛りのないおわかれ会においては特に気にすべきことはありません。
宗派や宗教が関係してくると、参列をする別の企業関係者に気を使わなくてはならない場面も出てきてしまうものですが、おわかれ会ではそれがないのでその点気が楽です。

おわかれ会で使用される形式にはいくつかのパターンがあり「セレモニー式」「会食パーティー式」「セレモニー&パーティーのミックス式」として区別ができます。

「セレモニー式」の場合には、葬儀ほどではないにしろ宗教的な儀式が関係してきます。
主催者によっては完全に葬儀風に進めるということもできます。

一方で「パーティー式」の場合には全くそうした儀式的なことがなく、大勢が集まり食事をしながら生前の故人を偲ぶという方法になります。

個性的なおわかれ会もあります

きっちり「社葬」という体裁にこだわるならやはりセレモニー式のおわかれ会にしていくところですが、そうしたこだわりが特にないという時にはかなり個性的な演出にこだわることができます。

最近増えてきているのが「音楽葬」など生前に故人が好きだったものを展示することによる方法です。
生前にそうした式の演出方法について遺言しているケースも増えているので、会社幹部の方は自分で考えてておくというのもよい方法かもしれません。