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真宗大谷派(お東)の特徴と葬儀について

真宗十派として親鸞の血脈を次ぐ


真宗大谷派は、通称「お東」と呼ばれている真宗十派のうちの一つです。
浄土真宗は親鸞によって浄土宗より分派する形によって発生をしました。

このうち本流より分派したものを真宗十派と言い、最大組織である「浄土真宗本願寺派」に次ぐ組織として「真宗大谷派」は位置づけられています。

このうち「浄土真宗本願寺派」は「お西」、「真宗大谷派」を「お東」という通称が付けられており長年にわたり全国の浄土真宗の信徒に親しまれてきました。

その他に「真宗高田派」など全部で8つの宗派があることから、まとめて「真宗十派」と呼ばれています。
ちなみに宗派の名称に浄土真宗がついているのは「浄土真宗本願寺派」のみで、残りの九派は全て「真宗○○派」という名称が用いられています。

なお分派をしていると言っても真宗十派は敵対関係にあるわけではありません。
浄土真宗は全国的に多くの信徒がいることから、その地域の布教が開祖親鸞から見てどういう関係の人によって行われたかということが分かれます。

「お西」「お東」の二派は親鸞の末娘である覚信尼によって寺院化された本願寺の流れをくむもので、血縁と法脈の両方を受け継ぐことから他の分派とは違った扱いをされています。

浄土真宗全体で共通しているのが、仏門に入るために故人につけてもらう名前を「戒名」ではなく「法名」と呼ぶということです。

これは、浄土真宗の教えが修行や念仏を唱えることによって極楽に往生できるのではなく、生まれたときから阿弥陀佛の本願によって救われているということからきています。

すなわち、亡くなってから改めて仏門に入る必要がなく、戒めを誓う必要がないため「戒名」ではないという解釈です。

真宗大谷派の特徴と葬儀

真宗大谷派と本願寺派は同じ浄土真宗でも仏壇の形が大きく異なります。
仏壇の内部の構造のことを「お内仏の荘厳」といいますが、大谷派では亀の背中に乗った鶴が連軸蓮を加えたものを使用します。

これはろうそくの火を灯す時に使用するもので「鶴亀燭台」といいますが、この燭台があるかどうかで真宗大谷派であることがわかります。
なお本願寺派の場合には銅に黒塗りをした宣徳(せんとく)製の燭台を用いています。

葬儀の席における焼香の方法も微妙に異なっており、大谷派では二回とされているところ、本願寺派では一回となっています。

他にも寺院の中に掲げられている伽藍の配置も御影堂と阿弥陀佛堂の位置が左右逆になっていたりと細かい部分に違いがあります。
宗派によっては僧侶の衣の色が異なるという場合も見られます。

葬儀の時に唱えられる読経の種類は浄土真宗共通となっていますが、その節回しのやり方にそれぞれ宗派ごとの違いが現れていたりします。