キリスト教式の葬儀の注意点

日本における伝統的な式典宗教は仏教ですが、ここ最近ではキリスト教であることを公表する有名企業の経営者や政治家なども増えてきたようです。
そのため、まあ個人レベルならなんとかなるだろうと思っていた人も、ある日突然キリスト教式の葬儀に会社代表として出席してくださいと頼まれることも増えてきています。
仏教と神道式の場合は方法に若干の違いはあるものの、基本的に仏教式の葬儀に慣れていればそれほど困ることはないのですが、キリスト教となるとかなり勝手が違ってきます。
ただし日本国内におけるキリスト教式の葬儀では、日本人の伝統的な宗教感情を意識して欧米などでの本式の式典どおりに行われるということはそれほど多くありません。
もし知り合いの方で熱心なキリスト教の方がいる場合などには、そのご親族などの式に参列する可能性もあるので、何事もないうちからちょっと知識を仕入れておくようにしましょう。

まず、ごく基本的な知識からおさらいをしていくと、キリスト教にはカトリック(旧教)とプロテスタント(新教)という2つの種類があります。
カトリックは聖書や使徒伝来について教会内で儀式を行うことで宗教心を示すものなのですが、プロテスタントの場合は宗教として認めるのは聖書のみとなっており、それほど教会の位置づけは高いものではありません。
まずはこの大きな差をつかんでおく必要があります。
実際の葬儀の場合には、訃報の連絡のときにどのような式にするか必ず連絡がくるので、同じキリスト教でもどのような宗派かをよくみておいてください。
プロテスタントの場合には、宗教的拠り所は聖書のみなので特に所属の教会を持っていなかったり、洗礼を受けていない、教会にかよったことがない、本人以外にプロテスタントの人がいない、といった人であっても本人が生前に希望をしていればその形式で式ができます。
しかしカトリックの場合にはかなり厳格儀式が定められているので、基本的に教会内で葬儀を行うときに参列できるのは同じカトリック教徒の人のみとなっています。
ただし、このあたりの厳格さは所属する教会や亡くなった本人の地位などにもよってかなり左右されるので、もし故人がカトリック教徒ならそのあたりも確認が必要です。

服装については特に仏教式の場合と分けて考える必要はありません。
女性の信者の場合はベールをつけるならわしですが、参列する人が信者でないなら仏教式の支度で十分です。