葬儀内容の虚偽説明についてのトラブル

社葬についてのトラブルはさまざまですが、その原因の多くは短い時間の中で多くのことを決定しなくてはならないという葬儀という儀式の特殊性が関係しているようです。
葬儀は人が亡くなったことがわかってから通常48時間程度の間を開けて行われることとなっています。
人の死は医学的には心臓の鼓動が止まった瞬間が基準となっていますが、それから二十四時間程度は完全に体の細胞が死滅したわけではないので、最低でも一昼夜は葬儀を行うことなく遺体を休ませておくこととされています。
お通夜はそれ以降の友引や丑寅の日を避けた日程で行うこととなります。
このわずか数日の間に葬儀にかかわる非常にたくさんの項目を決めるということは事実上不可能であるため、ほとんどの人が社葬を含め、葬儀社の提示するパッケージプランを利用するようになっています。

ですがこのパッケージプランの場合においては、料金の明細がきちんとしていないこともあり、最初の説明とは別途であとから思わぬ高額請求が来てしまうこともよくあります。
実際にあった事例で言えば、例えばパッケージとなっている葬儀の内容について説明を受けたとき、その金額であればよいということで承諾をしたのに、あとからあれはできない、これは追加しなければいけないとその都度料金の変更を受けることになり、結果的に最初の説明とはまったく違った内容や料金になってしまったというようなケースです。
途中であまりにも誠実性のない対応をされてしまったことで幻滅し、キャンセルを申し入れたところまた高額なキャンセル費を請求されたというようなこともあります。
このような虚偽説明や納得の行かない料金請求はかなり頻繁に報告がされているので、申し込みをするときにはきちんと信頼感のある企業を選ぶようにする必要があります。

なお、この信頼性の高い葬儀社の選び方についてですが、意外と落とし穴になっているのが「病院に紹介された葬儀社にお願いする」という選び方です。
ふつうに考えると、亡くなった病院が提携している葬儀社なら安心だろうと思いたくもなりますが、実際には病院の責任者が葬儀の内容についてまでチェックをしていることはほとんどなく、なんとなくの知り合いや昔からのつきあいというだけでおすすめをしていることもよくあります。
そうした葬儀社の中には、放っておいても仕事がくることに甘えてかなり雑な葬儀の手配方法をしてくることもよくあります。